売却後の利益を確かめる方法
売却価格、入金額、利益は同じ数字ではありません。取引明細と実際の費用をそろえ、出品前の見込みと売却後の実績を分けて確認します。
先に4つの数字を分ける
取引明細から、売却価格、販売手数料、送料・梱包費、購入価格を別々に書き出します。売却価格から販売手数料・送料・その他費用を引いたものが費用控除後の入金相当額で、そこから購入価格を引いたものが記録上の利益です。税務上の所得を判定する計算ではないため、必要な場合は専門家や公的案内も確認します。
実績で計算する3つの例
仕入れが0円だった場合
譲り受けた品を4,000円で売り、手数料400円、送料750円、梱包費100円なら、利益は 4,000 − 400 − 750 − 100 − 0 = 2,750円 です。仕入れ0円でも、販売にかかった費用は残ります。
安く仕入れた場合
購入価格800円、売却価格2,500円、手数料250円、送料750円なら、利益は 700円 です。入金相当額1,500円を利益と呼ばないのがポイントです。
送料が高く、値下げもした場合
購入価格3,000円、売却価格4,500円、手数料450円、送料1,200円、梱包費100円なら、利益は −250円 です。送料が当初見込みより高く、値下げも重なると、売れても赤字になります。
損益分岐点を売却後にも確認する
購入価格3,000円、送料750円、梱包費100円、手数料率が販売価格の10%なら、利益が0円になる売却価格は (3,000 + 750 + 100) ÷ 0.9 ≒ 4,278円 です。実際の販売先の料率・端数処理・割引の扱いに合わせて計算し直してください。4,000円で売れた場合は、手数料400円を引いても250円の赤字です。
未確定とゼロを区別する
送料の請求がまだ決まっていない場合、「0円」と確認済みの費用とは違います。費用が未確定の取引は、利益の合計だけで判断せず、未算出の件数と入力状況を残します。共通の梱包材を複数商品に配賦する場合も、同じ費用を重複計上しないようにします。
売却後の5分チェック
- 取引明細の売却価格と実際の入金額を照合する。
- 手数料、送料、梱包費、その他費用を別々に確認する。
- 購入価格が0円・不明・実額のどれかを区別する。
- 利益が見込みより変わった理由を1つ記録する。
- 次回の値付けで変える前提を決める。
値下げ交渉、配送サイズの変更、追加の梱包材など、差分の原因を残すと、次の出品で同じ見積もりミスを繰り返しにくくなります。
MONORYのレポートで見る順番
まず売却記録の売却価格と費用を明細に合わせ、次に対象月と販売方法を確認します。月次集計は日本時間の暦月です。買取店・直接売却の結果も売上と利益に含まれますが、フリマの販売期間とは分けて振り返ります。
出品前の逆算は手数料・送料を含めた値付け方法、フリマと買取店の比較は販売方法の使い分けを参照してください。
MONORYの売却記録では、売却価格、販売手数料、送料、その他経費をそれぞれ確認します。費用が不要なら「0」、まだ分からない手数料や送料は空欄にします。「売却利益」は取得原価を引く前の費用控除後の金額、「実績利益」は取得原価まで引いた金額です。実績利益が未算出のままなら0円として扱わず、取引明細や送料確定後に「訂正」で更新します。